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位置情報ゲームを楽しむ時の心構え

位置情報ゲームを楽しむ時の心構え

昨日7月22日、リリースされ話題になったポケモンGO。
スマホやタブレットのGPS(現在地情報)を使って、ポケモンをゲットし、ジムでバトルさせる事ができるゲームです。ポケモンというネームバリューも手伝ってか人気ぶりは凄まじく、「Twitterのユーザ数やソーシャルゲームの今までの売上を一気に抜き去った」「今まで外出しなかった人が出るようになった」など様々な影響を及ぼしているようです。
一方でトラブルを懸念する声も多く、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が注意文を出すなど異例の状態にあるようです。

合計9項目ありますがそれぞれ1つずつ紹介してきましょう。

1.個人情報を守ろう

ユーザ名を本名+生年月日などの組み合わせにしてしまうと、個人を特定されてしまう恐れがあります。また本名と全く関係ないユーザ名にしていたとしても、同じユーザ名をSNSやホームページアドレスなどで使っていた場合、そこからいろいろな情報が流れてしまう可能性もあります。
本名に近いユーザ名をすることが絶対ダメというわけではありませんが可能なら普段使っていないユーザ名をオススメします。

また、ユーザ名(自分だけでなく他人のも含む)や距離がわかるものが記載されたスクショをネットにアップするのも避けたほうが無難。
例えば以下の3枚はIngressのポータルの画像。

Ingress_Portalポータルの場所と距離の情報を元に地図上に円を描くと3つの円が重なる場所ができますが、これがこのスクショが撮られた場所であると推測されます。Ingress_map

それと、ポケストップに使うことでポケモンを呼び寄せるルアーパッチも、使用者の名前が表示されます。
スクリーンショットをアップする際は気を付けましょう。
あと毎日同じポケストップに使っていたら「このトレーナーはこの近辺に家or職場があるのかな?」と推測されてしまう可能性もあるので注意。

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2.偽アプリ・チートツールは注意

アプリは必ずApp Store、Google プレイからインストールしましょう。それ以外の場所から入れてしまった場合、不正なソフトも一緒に入れられて個人情報などが抜かれるなどの可能性もあります。
(消えていたので追記)また、App Store、Googleプレイの中であっても紛らわしい名称のアプリもあるのでインストール前に開発元の確認もするのも吉。ちなみにポケモンGO、イングレスの開発元はNiantic, Inc.名義で配信されています。

チートとは、ゲームのデータを不正に操作して自分に有利な状態にすることをいい、それを行うアプリや機器などを総称してチートツールといいます。
RPGなどでスタートからレベルやアイテム、お金が最大値だったり、通常プレイでは入れない場所に入ってしまうなどが挙げられます。イングレスやポケモンGOなどの位置情報を使うアプリの場合は、現在地を偽装して海外のポイントまで移動することなどでしょうか。
もちろん違反行為になるのでアカウント削除されてしまう可能性が非常に高いです。

3.お天気アプリは必ず入れよう

出かけた時は晴れていても突然天候が崩れることもあるため、お天気アプリは入れておくといいでしょう。特に1時間ごとの天気や気温を表示してくれるものをオススメ!

また、雨雲レーダーアプリを入れておくと不意の天候崩れが起きそうな時にも役立ちます。

過去記事:お天気アプリ特集

4.熱中症を警戒しよう

ゲームは意外と熱中してしまうもの。これからの季節炎天下のもとで長時間いるのは危険です。帽子や日傘、通気性の良い衣服などの着用をし、体の中に熱がこもらないようにしましょう。
水分補給も重要ですが、ただの水だけだと塩分(ナトリウム)不足を起こしてしまうため適度な塩分・糖分も一緒にとることをオススメ。

参考:大塚製薬|効率的な水分補給

5.予備の電池を持とう

位置情報を使うゲームは電池の消費が激しいものがあります。最近は携帯用充電池も昔に比べてかなり安くなってきているので、一つ持っておくのもいいのかもしれません。
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6.予備の連絡手段を準備しよう

いざというときにバッテリーが切れていると連絡を取る術がなくなってしまいます。
そんなことがないように、予備のバッテリーや携帯電話を持ち歩くようにしましょう。持ち歩くのが嫌という方はバッテリーが一定値を下回ったらゲームはやめるという強い意志を持つことが必要です。

7.危険な場所には立ち入らない

ゲームの画面に表示されている場所が必ずしも現実では安全な場所とは限りません。
国内でも昨日、「立ち入り規制中の熊本城に入れないか」と警備員に打診する」というニュースがありました。(無断で侵入しなかっただけマシかもしれません。)
入りたい気持ちはわかりますが、不慮の事故に巻き込まっては元も子もありませんので危険な箇所には入りたいという気持ちを抑えることも大事です。

また、美術館など地形的に安全なでもスマホばかり注視する状態がそぐわないと判断された場合、施設管理側から禁止されてることもあります。それだけではなく、神社や学校内などポケストップ・ジムに設定されていてもその施設管理側の意向でポケモンGOが禁止令が出ているところもあります。
マナーを守って楽しく遊びましょう。

ポケモン 出雲大社が境内での使用禁止に

全国各地から大勢の参拝者が訪れる島根県出雲市の出雲大社は、厳粛な雰囲気に影響が出るのを避けたいなどとして、境内での「ポケモンGO」の使用を禁止すると発表しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160722/k10010605211000.html

8.会おうという人を警戒しよう

ゲーム内でコメントのやり取りができる場合、コメント欄で「会いませんか?」と持ちかけられる場合があります。あまりやり取りがない人と会うのは事件に巻き込まれる可能性もあるためなるだけ避けたほうが無難です。会う場合も一人ではなく友達に付き添ってもらうなどするほうが無難。

9.歩きスマホは✕ですよ

これは位置情報ゲームに限らない話ですが、スマホを注視しているときはかなり視野が狭くなります。障害物や人、車などにぶつかるなどの事故が起きる可能性もあるので歩きながらのスマホはやめましょう。
また、立ち止まって操作をするときも、道の真ん中で立ち止まると通行の邪魔になってしまうので危険が及ばない場所に避けてから操作するようにしましょう。
歩きスマホと書いていますが、自転車・バイク・車の運転中のスマホいじりも当然ながらNGです。

今回はポケモンGOの影響が大きかったためポケモンGOを例にあげて紹介しましたが、位置情報ゲームに限らずスマホを使うときは常に気をつけておいたほうが良い内容がほとんどですね。

皆さんルールを守って楽しいスマホライフを!

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