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シナプススタッフが選ぶインターネット10大ニュース2014

シナプススタッフが選ぶインターネット10大ニュース2014

2014年ももう終わり、今年もいろんなことがありましたね!
ここではインターネットに関わるニュースを取り上げ、プロバイダ的な視点も加えながら2014年を振り返って行きたいと思います!

ちなみに、2009年にも同じことをしています。
IT業界には「ドッグイヤー」という言葉があります。
直訳すると犬の年、犬の1年は人間の数年分に相当するということで、転じて技術革新がすさまじく早かったり、流行がめまぐるしく変わったりすることの例えとして使われます。
5年前とどう変わったのか、比べてみるのも面白いかもしれませんね。

Windows XPサポート終了(4月)

windowsxp

日本時間の2014年4月9日(水)にWindows XPのサポートが終了しました。
Windows XPは2001年に登場。
2001年がインターネット的にどういう年だったかというと、シナプスでフレッツ・ADSLサービスがはじめて使えるようになった年であり、YahooがISPサービスに参入(Yahoo!BB)し話題になり、インターネットの普及が大きく進んだ年でもありました。
なので初めてのパソコンにWindows XPが入っていた、という方も多いのでは。
2006年にWindows Vistaが、2009年にWindows 7が登場してもなお使い続ける人もいた、長く愛されるOSでした。
関連記事:【特集】 Windows XPサポート終了

一世を風靡する「アナと雪の女王」(4月~)


もはや社会現象ともいえる、『アナと雪の女王』ブーム。
レリゴーを歌う動画が世界中でアップされました。
別にこの『アナ雪』ブームはインターネットが火付け役というわけではないのですが、実はこの作品、2月にシナプスで先行試写会してたんですよ!!(これを言いたいだけのために選出)
当たった人はおめでとうございます。

パソコン遠隔操作事件、終焉を迎える(5月)

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2012年、他人のパソコンをインターネットを介し遠隔操作を行い、殺害予告を行うサイバー犯罪がお茶の間を騒がせました。
知らず知らずのうちに濡れ衣を着せられ、ある日突然逮捕される恐怖。
この事件は、容疑者の逮捕、証拠不十分による釈放、そして再逮捕後に容疑者が犯行を認めることで、今年2014年に2年の時を経て収束。
関連記事:シナプスが見た『パソコン遠隔操作事件』

LINE乗っ取り詐欺大流行(6月~8月)

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「今忙しいですか」「手伝ってもらえませんか」
親しい知人や家族からこんなLINEが送られてきたら、もちろんいいよ!と答えちゃいますよね。
この詐欺は、そんな心理をついた事件。
LINEアカウントを乗っ取り、友人知人家族を装い、アドレス帳に登録してある人に片っ端からLINEを送り電子マネー購入を要求するという、いわばインターネット版オレオレ詐欺。
詐欺口上の台本が逆流出したり、詐欺犯とのやりとりの実況がSNSに投稿されたりとインターネットならではの展開を見せた事件でした。
関連記事:LINE乗っ取り、被害に遭う前に設定確認を

アイス・バケツ・チャレンジが話題に(8月~)

25TN_glassnonakanokooritosuiteki500アイス・バケツ・チャレンジとは、筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、またはアメリカALS協会(英語版)に寄付をするかを選び、実施後に次の人を指名する運動(Wikipediaより引用)です。
この氷水を政治家や芸能人など有名人がかぶる動画がYouTubeやFacebookにアップされ爆発的に広がりました。
日本では8月ごろに孫正義さんやiPS細胞の山中教授が参加し、本格的に広まっていきました。
しかしこの運動が有名になるにつれ、パフォーマンスの過激化、水不足による批判なども相次ぎだんだんと話題が収束していきました。

iPnone 6満を持して発売(9月)

iphone62009年の記事ではついにiPhone 3GSが日本に登場!スマートフォン時代の幕開け!という感じで書いておりましたが、時の流れも速いもので、もうiPhoneも6です。
画面はだいぶ大きくなりましたが薄くなり、重量も軽くなっています。
日本上陸した2009年当時はSoftbank一択だったのですが、現在は大手3キャリアで選ぶことができるようになったことについても、時間の流れを感じますね。

コンビニ土下座事件(9月)

do9月、男女数人がコンビニ店員を恫喝し土下座をさせ、またさらにコンビニの商品を脅し取るという事件が発生しました。
インターネット関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、この事件が発覚したのがなんと犯人の一人がその一部始終を撮影した上動画サイトに投稿したというのが発端。
その動画は多くの人々の怒りを買い瞬く間に拡散され、インターネットユーザーの集合知であっという間にあらゆる情報が特定され、その様子に驚いた犯人が出頭するという結末で幕を閉じました。
関連として、1年前の2013年9月にも女性が店員に土下座強要した写真をSNSにアップし逮捕された事件、そしてごく最近12月にも似たような土下座事件が発生し、自ら”悪事”をネットにアップするという事例はまだまだ後を絶ちません。

ユーチューバー、台頭する(10月)

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ユーチューバーとは、動画共有サイトYouTubeに動画を定期的に投稿する人…なのですが、最近では特にYouTubeを運営するGoogleと契約し、動画の再生数に応じた広告料を受け取ることで生活している人たちを指すようです。
○○(サービス、商品)を使ってみた、買ってみた、食べてみた、▲▲をしてみた…など、レビューや体験実況が主要を占めます。
YouTubeのトップページにコーナーとして表示されたり、最近では「好きなことで、生きていく」のキャッチフレーズでユーチューバーとタイアップした広告を作ったりと、ますます目に留まる機会が増えてきていますよね。

光コラボ、発表(10月)

C00057-003D通信業者的には避けて通れない話題。
NTT東西が光コラボレーションモデルを発表。ついに光の卸売りが始まります。
どういうことかというと、今鹿児島の光はほとんど「フレッツ光」「au one ひかり」「BBIQ」のいずれかだったわけですが、これからいろ~~~~んな企業が参入してくることが予想されます。利用者の皆様の選択の幅が広がるというわけですね。
現在すでにdocomoの「ドコモ光」、PCデポの「ozzio 光」、それとSoftbankの参入の発表がありました(Softbankは今までYahoo! withフレッツがあったのであんまり新規参入!という感じはしませんが)。今後も「○○光」といった色んな企業名が入った光がどんどん増えていくことが予想されます。

「どうして解散するんですか?」騒動(11月)

hatena11月21日、安倍総理は衆議院解散に踏み切りました。時同じくして、あるホームページがネット上で話題に。
それが、小学4年生が作ったというホームページ「どうして解散するんですか?」です。
子供の視点で鋭く解散の是非を問うページ…のはずでしたが、技術的に高度でさらにお金のかかった感じのホームページで、本当に小学4年生が作ったのか?という方向で話題になってしまい、多方面からツッコミが入り、最終的には大人が小学4年生になりすましていたことが発覚。現在は謝罪文が掲載されています。
なんと安倍総理もこの騒動に言及したという点でも注目された一件でした。

番外編:注目ワード「壁ドン」

ニュースとはまた違うのですが、スタッフが注目したワードをひとつご紹介。
それが「壁ドン」です。
2014年の流行語大賞にも選ばれ、テレビでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

壁ドンとは…
kabedon01こう男性が女性を壁にドンッと押し付け接近するシチュエーションのことで、少女マンガで取り上げられたのを皮切りに今年爆発的に広がっていきました。

が、インターネットではだいぶ前から違う意味の「壁ドン」という言葉がありまして

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アパートなどでうるさい隣人を黙らす抗議の一撃(黙らないこともある)、それがインターネット上で昔から使われてきた言葉「壁ドン」。
どっちかというと独り身の人が楽しそうにキャッキャ騒ぐ隣の部屋の人に怒り、恨み、そして少しの妬みを込めて壁をドンッと殴ることが多いという負のオーラにまみれた言葉であったのですが、いつのまにやらそんなものとは対極にある感じのほのぼのした意味のほうが浸透しつつあることに驚きを隠せないスタッフでした。

かつては「貴様」「お前」と言う言葉が敬う意味で使われていたのに、現在使ってしまうと無礼な感じになってしまうように、今まさに言葉の意味が変わる歴史的瞬間に立ち会っている…のかもしれません。

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