シナプス・マガジン

SIMフリースマホ HTC Desire 626

SIMフリースマホ HTC Desire 626

(使ってみて気づいた点をちょこちょこ追記していきます。)

2015年10月17日、HTC(本社:台湾、日本法人HTC NIPPON株式会社)から「HTC Desire 626」と「HTC Desire EYE」の2種類のスマートフォンが発売されました。
HTCは昔から主要キャリアに端末を提供しており、最近ではau向けの「HTC Jシリーズ」が代表的ですね。端末の外見デザインもさることながら、待ち受け画面(HTC sense)に表示される天気予報が綺麗で見てて飽きません。
さて、このたび同社が日本では実に8年ぶりとなるSIMフリー端末を発売したので、さっそく購入、レビューします。

今回購入したのはHTC Desire 626(約32,000円)をビックカメラ.comで購入。色々なサイトで比較し、最終的にはビックカメラのポイントが10%バックだったことを考慮して決定。

本当は防水/防塵対応のDesire EYEが欲しかったのですが、流石に57,000円は流石にポーンと買う度胸はなかったです。(まぁDesire 626もポーンと買える金額か?と聞かれると答えはNOだと思いますが…。)

既存のHTC製品(とcovia FLEAZ POP)との比較

まずは基本的なスペックから。全部記載はできないので、HTC製品の中から今回発売された2機種とauから発売された2機種、そしてこの間レビューした1機種をまとめました。
htc_desire626_spec FLEAZ POPと比較をするとCPUの数値は同じですがメモリ・内蔵RAM・画面解像度・バッテリー容量の性能に大きな違いがあります。(あとお値段も大きな違いが…)

例によってキャリアから発売されている端末と比較をするとDesire 626は2年前の機種(HTC J One)よりも性能は低め。Desire EYEでやっとトントンといった感じです。その分値段も相応なのですが。

上記を含む詳細なスペックは公式ページで確認ください。

HTC | Desire 626
http://www.htc.com/jp/smartphones/htc-desire-626/

外観等

今回はマリーンブルーを選択しました。個人的にはカラーリングはDesire EYEのスカーレットの配色(側面だけ赤、それ以外は白)の方が好きです。

前面はこんな感じ。ここ数年のモバイル端末の箱って外見も中身もシンプルになっていますね。
htc_Desire626_soto001 箱をスライドして取り出します。同梱物は本体、ACアダプターセット・クイックスタートガイド・イヤホン・安全ガイド・保証書。本体以外は使うこと無いのでそのまま箱に収めておきます。htc_Desire626_soto002 全面と背面。写真ではちょっと色がわかりにくいですが背面は紺色です。
htc_Desire626_soto003 側面は水色。右側面には電源ボタンとボリュームボタン、左側面はSIMスロットとmicroSDスロットがあります。もともとはデュアルSIM対応のグローバル版の筐体をそのまま使っているのでSIMスロットの面積が結構広め。htc_Desire626_soto004 画面サイズは5インチ。なので私の手にはちょっと大きい。画面サイズはFLEAZ POPのサイズが一番持ちやすいですね。
htc_Desire626_soto005

初期設定

早速初期設定をします。初回でGoogleアカウントを設定するかしないかで微妙に流れが異なることもありますので注意。

  1. 電源を入れます。
  2. 【開始】をタップします。
    htc_Desire626_setup001※【ツール】をタップすると自己診断やネットワークの設定などを行えます。htc_Desire626_setup001_2
  3. 【次へ】をタップします。htc_Desire626_setup005
  4. 主要MVNOを使っている場合、APN設定を行うことができます。設定を行わない場合または該当するMVNOがない場合は【次へ】をタップします。htc_Desire626_setup003
    ここに掲載されるよう頑張りますのでHTCさん、シナプスモバイルのAPN追加もよろしくお願いします。synapse_mobile_logo
  5. 必要に応じて無線LANの設定を行います。【次へ】をタップします。htc_Desire626_setup004 ※無線LANに接続するとGoogleアカウントでのログインを求められますので必要に応じてログインしてください。
  6. 【次へ】をタップします。htc_Desire626_setup002
  7. 【同意する】をタップします。htc_Desire626_setup006
  8. 【後からサインイン】をタップします。htc_Desire626_setup007
  9. 【今回はスキップ】をタップします。htc_Desire626_setup008
  10. 【スキップ】をタップします。htc_Desire626_setup010
  11. 【常に省略】をタップします。htc_Desire626_setup011 ※端末のセキュリティ的な観点から見ると、セキュリティ設定を行う事をおすすめします。
  12. 【完了】をタップします。htc_Desire626_setup013
  13. ホーム画面が表示されます。htc_Desire626_setup014これでホーム画面が表示されるようになります。ホーム画面の美麗な天気予報がウリ(と思っている)HTCもホーム画面は現在のトレンドを反映してかフラットな感じ。初期設定に必要な時間は、FLEAZ POPと比較するとHTC製のサービスの初期設定も加わっている分ちょっと長めですね。

シナプスモバイルで通信できるのか!

SIMカードスロット

SIMのサイズは最近主流のnano SIMです。標準SIM・misro SIMをお使いの方はSIM交換が必要になってくるため注意が必要です。SIMのサイズは実は公式ページでは書いていないので意外に落とし穴。

SIM挿入には、裏返してSIMトレイを引き出してSIMを載せた後に挿入しますが、SIMトレイを抜き出すのも何かピンのようなものがないとちょっとつらい。またうまく取り出せても差し込むときにカードがずれたりして少し苦労しました。SIMカードを頻繁に入れ替える人は少し大変かもしれません。
htc_Desire626_sim002 ちなみにこの製品はグローバルモデルを日本向けにカスタマイズした端末のようでSIMスロットは2つありますが、実際は片方が塞がれているため1枚のSIMしかさせません。うーん残念。htc_Desire626_sim001

対応バンド

メーカーの仕様ページの対応バンドに「NTT ドコモの移動体通信網を利用した通信サービスに対応した端末です。」とちゃっかり記載があるので、ドコモネットワーク用として作られた端末のようです。
htc-desire626-docomo-taiou しかし公式ページではドコモだけしか書いていませんが、バンド表及び箱に同梱されていた説明書を見るとソフトバンクが使っているバンド(LTE:バンド1(2,100MHz)と、バンド8(900MHz)、3G:バンドI(2,100MHz)とバンドVIII(900MHz))も対応しているようです。
htc_Desire626_bando020

auはどうかというとバンド28(800MHz)はともかくとして、現段階ではバンド1(2,100MHz)のPHS保護に関する技適取得が確認できませんでした。3Gも通信方式の関係でNGなのでauでは使えないと考えるのが良いでしょう。

上記を踏まえると日本国内で確実なところを求めるならドコモ系/ソフトバンク系ということになります。

ちなみにこの端末は日本未使用のバンドにも対応(上記表のグレー部分)しているためバンド帯が対応すれば海外でも使える可能性はあります(海外における技適的なものがあるかは不明なので自己責任です)。

SIMフリースマホの購入を検討している人はバンドについてのマニアックなマンガもあるのでそちらを読んでね。

manga-band

 シナプスモバイルの設定

例によってシナプスモバイルのAPN設定を行っていきましょう。基本的な流れはFLEAZ POP同様Android 5.1の端末のため今回は設定方法は畳んでおきますがHTC Desire 626はAPNが何も入っていない状態でシナプスモバイルの設定を行う場合、主要MVNOのAPN一覧からどれかひとつを選択しないと設定ができないというちょっとしたトラップがある(手順4の部分)ので注意が必要です。(最初その画面になった時はうちのモバイルは使えないのか!?と心配しました)

HTCさん、シナプスモバイルのAPN追加もよろしくお願いします。(2回目)synapse_mobile_logo

シナプスモバイルAPN設定はこちら
  1. アプリ一覧を開き【設定】をタップします。
  2. 【モバイルデータ】をタップします。htc_Desire626_apn002
  3. 【アクセスポイント名】をタップします。htc_Desire626_apn003
  4. (APNの設定がない場合のみ)主要MVNOのAPN一覧表が表示されます。シナプスモバイルは一覧表にないので手動設定を行う必要がありますが、この画面では新規登録の画面が呼び出せないので一旦どのAPNでも構わないのでタップします。htc_Desire626_apn004
  5. 一旦前の画面に戻るので再度【アクセスポイント名】をタップします。htc_Desire626_apn003
  6. 先ほどタップして選択したAPNの設定が入っていますが、無視して右上の【︙ 】をタップします。htc_Desire626_apn005
  7. 【新しいAPN】をタップします。htc_Desire626_apn006
  8. アクセスポイントの設定します。htc_Desire626_apn007

    名前 シナプスモバイル(任意の名前)
    APN vdm.jp
    ユーザ名 synapse@vdm
    パスワード vdm
    認証タイプ PAP または CHAP
  9. 【︙】→【保存】の順にタップします。htc_Desire626_apn008
  10. 先ほど作った設定名をタップして選択します。
    htc_Desire626_apn009
  11. 通知バーのアンテナの部分に通信マークのピクト表記(Hまたは4G)が出れば設定完了です。htc_Desire626_apn010以上で設定は完了です

スピード測定結果は以下のとおり。測定日時は2015年10月19日 11:16~11:22の間です。アンテナピクトが立っていないのは、スマホにデータSIMを挿入して使っているため通称アンテナピクト問題)。通信には問題がないのですが、端末によってはアンテナピクトがうまく表示されない問題以外にも電池持ちが悪くなる端末もあるため、気になる方は音声SIMまたはデータSIM(SMS付き)のご契約をおすすめします。
htc_Desire626_speed001

テザリングは?

テザリングももちろん対応。もっともテザリングは端末だけでなくSIM側が対応している必要もあります。テザリング時の速度測定はお昼だったためか、かなり速度は低下。時間帯を変えるとまた速度は異なってくるかもしれませんね。

デフォルトアプリは?

順番が前後した感じはありますが、デフォルトで入っているアプリは以下の通り。FLEAZ POPもでしたが当端末も16GB(うちシステムが8GBほど)と容量が少ない関係かデフォルトで入っているアプリは少なめになっています。写真を頻繁に撮影する方法はmicro SDカードなどをうまくといいかと思います。

htc_Desire626_apps

実際の操作感は?

CPUの数値はFLEAZ POPと同様(1.2GHz、4コア)ですがメモリが2GBのため重い処理(つまりIngress)も難なく動きます。マルチタッチも問題なくピンチの動作も問題なし。

位置情報

多くのスマホのスペック表にはA-GPSやGLONASSなど位置情報の取得方法について記載があるのですが当端末のページには一切なかったので位置情報がちゃんと取れるか不安要素でした。実際試したところ位置情報の取得にちょっと時間かかったり現在地を移動しても追従が遅れたりと少し苦手かなという程度で使う分には問題なさそう(このあたりは装着しているSIMの関係もあるかもしれませんが。)

カメラ

今まで使っていた端末がピント合わせの速度が今ひとつだったためか結構早く感じました。さすがに暗いポイントから急に明るいポイントにピントを移動出せた時は多少なりとも時間はかかります。画質も実寸にすると潰れなどが目立ちますが、縮小して使う分には十分なレベル。
htc_Desire626_camera001 個人的にはHTCスマホのカメラはHTC J ONEで出てた暗所での紫カメラ症状がこの端末でも出ないかが心配でしたが問題ナシ。

水濡れ・ホコリ注意

残念ながら防水・防塵ではないので水濡れやホコリが多いところで使う方には向きません。防水・防塵が必要な方は価格50%UPのDesire EYEや11月発売予定のARROWS M02あたりを考慮してもいいかもしれません。(未検証なので絶対にオススメってわけじゃないよ)

通知ランプ

充電や新着の通知ランプが必須という方も多いと思いますが、当端末はちゃんと通知ランプありの端末です。下記のカバーをつけたままでもランプの確認が可能です。

専用カバーをつけるとちょっとしたギミック

最近のHTC製品をお使いの方はおなじみですが、専用のメッシュカバーをつけると閉じた時の表示がちょっと変わります。

htc_Desire626_cover001

このカバーをつけた状態で電源ボタンを押すと隙間から時刻を確認できます。着信があった時も名前が表示されるのですが通話できないSIMのためまずその画面を見ることはなさそう。
htc_Desire626_cover002 表示されているのはこんな内容。単純にドット絵を隙間から見せているだけなんですね。
htc_Desire626_cover003ちなみに仕組みはカバーを開けた時左下に磁石があるらしく、そこで開閉を検知しているのだとか。
htc_Desire626_cover004 数日間使ってみた感想は、APNの設定が人によって戸惑うところがあるかもしれない以外は致命的な欠点もない端末になためさすがHTCという感じでしょうか。通常使う分には問題なく長い期間使える端末になっているのではないかなと思います。あ、無線LANは5Ghzに未対応ですので注意が必要です。

(追記)iCloudのデータを取り込むことが可能

(2015年10月19日)書くのを忘れていたので追記です

驚いた&便利だと思ったのはiCloudに保存されているiPhoneのバックアップからアドレス帳や写真などのデータを取り込む機能がついていたことです。今までiPhoneしか使ったことがない方がAndroidに乗り換えたいと考えた場合、一番障壁になるのデータの移行ですがこの機能を使うことで簡単に移行が可能になります。手順は以下のとおり

  1. 【設定】をタップします。
  2. 【別の電話からコンテンツを取得】をタップします。htc_Desire626_move001
  3. 【iPhone】をタップします。htc_Desire626_move002
  4. バックアップ元を選択します。(今回は【iCloudバックアップからインポート】)htc_Desire626_move003
  5. iCloudのID・パスワード(Apple ID・パスワード)を入力し、【サインインをタップします。htc_Desire626_move004
  6. バックアップデータを選択し、【次へ】をタップします。htc_Desire626_move005移行したいデータを選択し、【インポート】をタップします。htc_Desire626_move006
  7. インポートが完了するまで待ちます。htc_Desire626_move007
  8. 【完了】をタップします。htc_Desire626_move008これで転送は完了です。iCloudのデータを読み込み始めてからバックアップまでの時間は結構かかりますので気長にまちましょう。移行後のデータの整合性(特にアドレス帳)は今回は未確認ですのでご注意を。
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