Windows 10の大きな変化の一つにWindowsの標準ブラウザとして搭載されてきたInternet Explorer（インターネットエクスプローラー、IE）が標準ブラウザでなくなったことがあげられます。IE1が登場したのは1994年なので実に21年間も使われていたことになります。（2015年7月31日追記：Windows 10正式版にもIE11は存在しました。しかしこれはIEでしか開けないサイトがあることを考慮したものと考えられ、今後はEdgeに移行していくものと思われます。）

Windows 10ではホームページをどうやって見るの?

さて上記のような不安もあると思いますがそこはご安心を。WIndows 10ではIEに変わってMicrosoft Edge（マイクロソフトエッジ、以下Edge）という名前のブラウザが搭載されるようになっています。余談ですが開発段階では日Project Spartanと言う名前でした。ロゴはこんな感じ。

うーん、正直ロゴはIE時代のほうが好きかな。新しいブラウザもeが頭文字に使っているのは「名前は変わってもWindowsでホームページを見るには青いeのようなマークから」ということなんだとか。

実際の画面

• Edgeの起動画面。
  
• スタートページ的な場所。
  最初表示するページの設定をしていなかった場合このページが表示されます。WIndows 10自体もですが、最近のトレンドを反映して全体的にフラットなデザインでスッキリしています。このページに限り、検索語句やホームページアドレスを入力する場所（検索窓）は画面中央に表示されます。
• 閲覧できるホームページは当然ながらIE11と一緒。
  通常のホームページを表示しているときは、検索及びホームページアドレスの窓は今までと同じ上部に移ります。IE11までになかったアイコンもちらほらありますがこれは下でご案内。

新しい機能

マーカー

今見ているページ上にソフトのマーカーで入力することができるツールです。マーキングを始めるには以下のアイコンから！

注釈などを入れるときに使えますが、正直なところマウスだと思うように描けないので、パソコンよりもタブレットを使っている向けの機能かなーと思ったりします。

共有

スマホやタブレットのブラウザにはおなじみの機能。今見ているページのアドレスをTwitter・FacebookなどのSNS、メールなどに転送し、共有（シェア）する機能です。おすすめしたいホームページのアドレスが長い時などに有効。

リーディングモード

ホームページを見ていて、メインの記事に集中したいという時にこのボタンを押すとメインの記事だけが表示されるようになります。例えば以下のように情報がたくさんあるページ。

いつも様々な情報でお世話になっているGIGAZINEですが、左右にたくさん誘惑がありますね。そんな誘惑を断ち切って中央の記事を読むのに集中した時はリーディングモードが役に立ちます。モードの切替は以下のアイコンをクリック。

スッキリしました。ちなみにこのモードはすべてのホームページで有効というわけでなくニュースサイトなど左右に広告スペースがあるページで使える事が多いです。

主に上記にあげた機能がIEにはなく、Edgeから新しく追加された機能でしょうか。（実は上記以外にもリーディングリストと言う機能もありますが今ひとつちゃんと使えなかったので今回は割愛）。

「お気に入りの登録」と「お気に入りの閲覧」の操作は少し変わった。

IE11ではお気に入りに関する操作はすべて同じ場所の☆マークから始まっていましたが、Edgeでは「お気に入りに登録」と「お気に入りの閲覧」は別々の場所になりました。

上記の画面から分かる通り、

• お気に入りに登録するときは従来通り☆マークから
• 登録したお気に入りを閲覧するときはハブ（三本線）マークから

となっていますので今までとは多少違う点がありますので要注意。機能が2～3増えたりデザインがフラットになったりの違いはありますが、「ホームページを見る」ための操作方法自体にはお気に入りを除いて大きな違いはないので、IEをはじめとして各種ブラウザを使っていた方はそこまで迷わないかなと思います。参考にしてくださいね！

スタッフこぼれ話。新ブラウザの名前がSpartanからMicrosoft Edgeに変わった時、某スタッフは「Microsoft Edgeだと略称はMEだ!」と喜んで（?）おりましたとさ。