シナプス・マガジン

サポート終了はいつ?OSやソフトのサポート期限まとめ

サポート終了はいつ?OSやソフトのサポート期限まとめ

Windows 11も発表されて、店頭でもどうなんでしょうか?といった新OSが気になるご相談も寄せられております。
しかし新OSが発表されるということは、それまでのOSや対応ソフトのサポート期限が決まるということで…
本稿ではOSのサポート期限を改めてまとめておこうと思います。

その前に、サポートが切れたOSやソフトを使うと何が起きるのか?

サポートが切れたOSやソフトを使うと何が起きるのか、実際に寄せられた質問も交えてまず書いていこうと思います。

そもそもサポート期限ってなに?

OSやソフトのサポート期限というのは、基本的に製造元(あるいは関連企業)がセキュリティのアップデートや機能の開発・追加、保証などを行う期限のようなイメージです。

サポート期限を迎えるといきなり使えなくなる?

パソコンやパソコンソフトの場合は、サポート期限を迎えたからといって、いきなり使えなくなるわけではありません。
有料ソフトの無料お試し期間が切れた時のように、ダイアログが出て使用ができなくなる…というイメージをお持ちの方もいらっしゃるようです。
実際はほぼ、普通に使えます。ネットにもつながります。

スマホ・タブレットの場合は、OSが古いままだとアプリが起動しなくなるということがままあります。

そのまま使い続けてもいいの?

個人的には、ネットにつなげずに使用・ネットにつなげる端末とは切り離して使用する分には、(推奨はしませんが)自己責任の範囲で使用できると思います。年賀状を作って印刷とか。
ネットにつなげるのであれば、極力セキュリティソフトだけは最新のものを使用していただきたいところ。
というのも、サポート期限切れのOSやソフトは、セキュリティアップデートを受けられないため日々雨後の筍のごとく新種が湧いて出てくるウイルスに非常に弱くなりえる上、感染すると自分の端末の不調を招くだけでなく他人の端末を攻撃してしまいかねないからです。

余談

サポート期限が切れると、文字通りメーカーサポートからも対象外とされ、端末やソフトの不調を訴えても「サポート対象外なので、お答えできません」という場面も出てくるかも。
そして何かが起きた時に、元の状態にリカバリしづらいのも悩みどころ。サポート期限切れのOS向けのソフト・サポートが切れたソフトは往々にしてネットからインストーラが消えるのも珍しくないためです。
ちなみに、セキュリティ対策ソフトやブラウザはOSのサポート期限が切れてもしばらくの間はアップデートが提供され続ける傾向にあります。

各OSやソフトのサポート期限まとめ

Windows

Windowsには、新機能追加などが見込めるメインストリームサポートと、セキュリティの更新が受けられる延長サポートの2種類があります。基本的には延長サポート期限まではまあ安全に使用できると思います。

OS名 メインストリームサポート 延長サポート
Windows 8以前 終了 終了
Windows 8.1 終了 2023/1/10
Windows 10 2025/10/14

Windows 10については、厳密にいうと年に2回大型アップデートがあり、そのバージョンごとにサポート期限が設けられているので、ここでは最後の延長サポートの期日を記載しています。
基本的にはWindows 10のアップデートは大体の方が自動更新にされていると思いますが、自分で制御している方は念のためチェックしてみてください。

MacOS

MacOSについては厳密には時期は発表されていませんが、慣例的に2つ前の世代まではセキュリティアップデートが提供されている模様です。
現在(2021/07/24)時点で最新OSは「macOS Big Sur 11.5」で、2つ前の世代は「macOS Mojave」です。

iOS(iPhone)

スマホはOSというより、機種そのものでアップデートがいつまで提供されるかが決まっています。
iOS、というかiPhoneについては、発売から5年と言われています。
2021年秋発表予定のiOS 15は、iPhone 6sやiPhone SE(第一世代)は対応する(iOS 14と同じ)ことが発表されたのでまだまだ使えそうです。
iPhone 6以前の機種はすでにサポート対象外となっております。

Android

Android機もOSがいつまでアップデートできるかは機種によって違っており、それも大体発売から3年くらい、長いと言われているgalaxyでも4年とiOSより短くなっています。その分?リリースサイクルも短いのですが…。
膨大なため各機種のサポート期限は、メーカーサポートページを参照していただけると幸いです。スミマセン…
中古スマホを買うときは、安いからといってサポート期限がとっくに過ぎたものを買ってしまい、アプリが全然使えないor激重ということもありえるので、発売日を一応チェックしておきましょう。

Officeソフト
バージョン名 メインストリームサポート 延長サポート
Office 2010以前 終了 終了
Office 2013 終了 2023/04/11
Office 2016 終了 2025/10/24
Office 2019 2023/10/10 2025/10/14
Office 365

Office 365は常に最新のOfficeが使用できるサブスクサービスなのであんまりサポート期限は関係ありません。
なんか2019の延長サポート期限短いような気がしますね。今後は365使ってほしいという圧なんでしょうか…Office 2022も一応発表されてはいますが。

以降はサポート期限というより、ソフトごとの対応OSの話になります。

Google Chrome(Webブラウザ)

Google Chromeは、今のところWindows 7以降はサポート範囲内です。
ただし、Windows 7は2022/01/15までと発表されております。

FireFox(Webブラウザ)

今のところ、Windows 7以降は使用OKです。Vista以前は2018年にサポートを終了しています。

ウイルスバスター クラウド(セキュリティ対策ソフト)

Windows 7は2021年12月までサポート対象です。
8以降はまだ使用できます。

マカフィー(セキュリティ対策ソフト)

こちらもWindows 7は2021年12月までサポート対象です。
8以降はまだ使用できます。
有料で延長サポートもあるようです。

thunderbird(メールソフト)

今のところ、Windows 7以降は普通に使えるようです。
XPやVistaのサポート終了時はわざわざリリースノートを出していたので、7の時もお知らせがあるかな…?

LINE(iOS・Android)
iOS Android
アプリ使用不可 iOS 9.3.6以下 Android 4.3.1以下
最新バージョンは使用不可だがアプリそのものは使用できる(機能が一部制限・使用は非推奨) iOS 10.0~11.4.1(LINEのバージョン違いあり) Android 4.4 ~ 5.1.1
最新バージョン使用可 iOS 12.0以上 Android 6.0以上

LINEはバージョンをまたぐと引継ぎ方法や使用感・できることできないことが微妙に変わってくるので注意が必要です。
●●さんのスマホではできたのに…というケースはOS違いだけでなくこういうバージョン違いが原因かも。
また、これとは別に、au一部機種では2021年8月ごろからLINEが使用できなくなる機種リストを発表しています。過去トークログとかも見れなくなるようなので、ご注意。

URL :
TRACKBACK URL :

Facebookでコメント

Return Top