
最近、「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトをしませんか?ともちかけ個人情報をだまし取る詐欺が横行しています。
「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトにご注意!(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160722_1.html
これ↑は2016年のお知らせですが、最近また増え始めているので注意喚起させていただきます。
荷受け代行アルバイトに注意‼
~知らない間に自分名義で契約されたスマホやサプリの代金を請求された!~
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/kinkyu/170526.html
「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトとは?
「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトとは、「送られてきた荷物を、指定のところに転送するだけでお金がもらえるアルバイト」とされています。
手口は?
主な舞台はSNSであるとされていましたが、最近の事例ではアプリ内の掲示板で起きたとの相談も寄せられているようです。
アプリは、ローカルの地域情報が寄せられるアプリで、その中で掲示板が建てられ、日々売ります買いますなどが行われているそうです。
- 加害者は、アプリ内の掲示板やSNS上で「送られてきた荷物を、指定のところに転送するだけでお金がもらえるカンタンなバイトがある」と持ちかけたり、あるいは募集をかけたりする
- 被害者が応募。すると個人情報、身分証の画像、報酬振込先口座やクレカ情報などを求められる
- 加害者は、2で送られてきた個人情報で格安SIMをweb上から勝手に契約する
- 格安SIMが被害者のもとに届く
- 被害者がその格安SIMを加害者のもとに転送する
- 加害者が被害者に報酬を支払う
そうすると何が起きる?
国民生活センターによると、一回の転送で5,000円~15,000円の報酬が支払われるとか。
条件だけ見るとかなりオイシイような気がしますが…
加害者は被害者の名義で格安SIMを契約することを説明しません
バイト先に個人情報を渡すのは極めて自然です。
お名前、住所、電話番号、生年月日、報酬振込先口座…あと最近の風潮で身分証の画像を求められてもあまり不自然には思わないですよね。
でも実際はこれらの情報を使われて、web上から格安SIMを勝手に申し込まれるのです。
加害者は荷物の中身がSIMカード、携帯電話端末であることを説明しません
せいぜい説明しても「電子機器」程度です。
転送時の条件に「荷物を開封しないこと」が盛り込まれている可能性が高いため、上記手口の4~5で発覚する可能性が低いのです。
格安SIM業者からの請求は被害者へ
で、どうなるかというと、加害者は届いたSIMカードをバリバリ使います。
その請求は被害者にいきます。
請求は1ヵ月~3ヵ月遅れなので発覚にも時間がかかります。
被害者がこれはおかしい!と思った時には後の祭り。加害者はドロン、請求が数社にもわたって…ということにもなりかねません。
また、オレオレ詐欺などに使われる可能性もあり、知らず知らずのうちに犯罪に巻き込まれるということもありえます。
対策
まずはこういう「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトに応募しないことです。
もし応募してしまった場合は速やかにお住まいの地域の消費生活センターに相談してください。
また、身に覚えのない請求や書類が届いた場合はこちらも速やかに請求元にお問い合わせを!