7月に入り、強引なプロバイダ勧誘について、情報が寄せられているので注意喚起します。
2016年に一度注意喚起をしましたが、またいろいろと状況が変わり、手口も変化してきています。一部寄せられた体験談も交えています。
お支払先が一本化されることになりました
手口
「この度、プロバイダとお使いの回線のお支払先が一本化されることになりました。」
お客様の認識：【現在のプロバイダ＋回線】の支払先が一本化する
現実：現在のプロバイダ＋【業者のおすすめプロバイダ＋回線】という契約になっていた！
解説
光コラボという仕組みが始まり、回線とプロバイダが一緒になって、支払いが一本化されるケースが多くなっているのは本当です。
ですが、この手口の場合は、しれ～～～っと業者おすすめのプロバイダを挟み込んで契約させているところが悪質です。
この後「前のプロバイダは解約しておいてくださいね～」といった口上が入ることがあり、その時に初めてプロバイダが二重契約になっていることに気づく…という感じです。
業者のおすすめプロバイダの方を解約しようとすると、【業者のおすすめプロバイダ＋回線】は本当にしっかりセット契約に変更されているので、併せて回線ごと解約することになったり、高額な解約違約金が発生することになったり、面倒な手続きをしないといけなくなったりして、泣く泣く前のプロバイダを解約…というパターン。
さらに悪質な業者だと、前のプロバイダのことは一言も触れず放置、プロバイダ二重契約が何年も気づかないうちに続いて余計なお金を払い続けているということも…
料金が安くなります
手口
「今よりインターネットご利用料金が、安くなりますよ！」
お客様の認識：今より安くなる
現実：【インターネットご利用料金】は確かに安くなったが、余計なオプションがごてごてついてきて、トータルでかえって高くなった
：東京とか大阪の業者が一般的な料金で案内して、本当のお客様のご利用料金を把握しておらず、テキトーな案内をしていたため普通に高くなった
解説
古くからあるこの手口。使いもしない電子書籍契約や重複しているセキュリティなど、不要なオプションがてんこもり。オプションごとに解約可能月が違うというケースも…
NTTの代理店の者 その1
手口
「NTTの代理店の者ですが」
解説
これもおなじみ。NTTの代理店を装った口上です。実際NTT契約している（していた）人は多く、NTTを名乗られると心当たりがあるので言われるがまま手続きしてしまうケースもしばしば。
NTTは、実際代理店はあるんですけど、電話勧誘時に会社名、担当者名等をお伝えすること、発信者番号の通知を行うことを義務付けているので、ただ会社名もなくNTTの代理店です、とだけ名乗った場合・聞いても名乗らない場合は要注意！！
https://www.ntt-west.co.jp/info/support/attention2.html
NTTの代理店の者 その2
手口
業者A「光回線のご契約に関する調査を行っている業者Aです、（中略）…それではNTTの代理店の者から連絡させます」業者B「NTTの代理店の者ですが」
解説
実は今年の4月から、こういったインターネット導入関連の勧誘を行う代理店は、国に届出を出して【代理店届出番号】を登録しないといけないという法律が施行されており、届出を出さないまま勧誘活動をする＆どこの代理店で何の会社というのを伏せたまま勧誘すると罰則対象になるのですが、これは一回業者Aというつなぎの業者を挟むことで本当の会社名公表を回避しつつNTTの代理店を名乗るという荒業で勧誘してきています。せ、せこ～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！これも普通に罰則の対象だと思うんですが、取り締まってほしい。
機器の老朽化で無料でモデム交換、電話線工事の都合で回線切り替え
手口
「今現在の回線ですと、機器の老朽化がすすむので無料でモデム交換します」「ここら一帯の電話線工事の都合で回線切り替えの必要があります」
解説
NTTの代理店とのコンボで使用されることの多い口上です。
モデム交換を装い、「今後は支払先が●●になります」とシームレスに契約変更を迫ってきます。この手の口上については、NTT西公式ホームページでも注意喚起がなされております。
https://www.ntt-west.co.jp/info/support/attention171017.html
あれ、おかしいなと思ったら…
その場ですぐ契約や承諾を行わず、まずは一呼吸おいてください。
そして、今お使いのプロバイダに相談するとお伝えして一旦切ってください。
そこで激高するなら間違いなくよからぬ業者です。
シナプスご契約者様だったらシナプスサポートセンターへぜひご相談を！！（年中無休：099-813-8699 [ 9：00 – 21：00 ]）
