
音楽の付き合い方も日々変わっていくもので、最近ではパソコンやスマートフォンで音楽配信サービスを利用している人も増えてきました。
音楽配信サービスとは?
インターネットを通じて音楽データを配信するサービスのことを言います。配信方法としては大体以下の二通り
- 一度パソコンやスマートフォンにダウンロードしたらインターネットに繋がっていない時でも聞くことができる買い切りタイプ。1曲300円ぐらい。
- 配信されている曲すべてをストリーミング方式で好きなだけ聞ける月額定額タイプ。端末に曲を保存できないサービスもある。
今回の記事では、後者の月額定額制タイプの説明を行います。日本国内でサービスを提供しているものとしては「Apple Music」「AWA」「LINE MUSIC」などが良く話題に上がります。サービス提供会社によって取り扱い曲数や音質などに違いがあるため利用の時は違いを確認してから利用をおすすめ。主な違いは下記のサイトに詳しくまとめられていました。
【比較】「AWA」「Apple Music」「LINE MUSIC」を比べてみたーー各社の音楽ストリーミングサービスはどう違うの?|gori.me(ゴリミー)
今回はお試し期間終了後も無料で利用が可能な「AWA」を使った操作方法をご紹介します。
AWAとは?
サイバーエージェントとエイベックスによって設立されたAWA株式会社が運営する音楽配信サービス。登録不要・無料で楽しむ事ができますが、しばらく経つと一部の機能に制限がかかります。そういうわけでずーっとすべての機能を使えるようにするには会員登録が必要です。お試し期間は利用開始から90日間ですべての機能を制限なく使えます。
- 料金はかかりますか?
無料プラン、有料プランをお選びいただけます。なお、無料プランは機能制限及び利用時間制限が入ります。利用開始から90日間は、トライアル期間のため全機能無料でご利用いただけます。 - 会員登録は必要ですか?
会員登録をしていただかなくてもご利用いただけます。
ただし、ご利用の端末を変更された際や、端末を紛失された際に、新しい端末にデータを引き継ぐためにアカウントのご登録をおすすめいたします。
参加レーベル・曲数は?
公式サイトのリリースによると2015年5月27日(水)時点では以下の23社(レーベル)が参加予定で、曲数は2015年末までに約500万曲、2016年末までに1,000万曲の提供を予定しているとのこと。下記の参加予定企業一覧を見る限り日本国内の主要な会社はほぼ参加しているようですね。
実際に使ってみよう
動作環境
現在はスマートフォンのみのでパソコン版は今後対応予定となっています。タブレットでもスマートフォンのアプリを入れることで一応動作はするようですが確実ではないようです。
OSの種類 | バージョン |
iOS | 7.0以降 |
Android | 4.1以降(4.3以降を推奨) |
ダウンロード
スマートフォンでAWAを使うにはアプリをダウンロードする必要があります。ダウンロード・インストールは以下のリンクから
基本的な使い方
- 起動画面。初めて起動するときは【START】をタップします。
- 起動直後の画面。AWA側で用意しているプレイリストが最初から準備してあります。この記事を書いている時期は夏なので夏にピッタリのプレイリストが用意されていますね。再生するときは各ジャケットの左下にある再生ボタンをタップします。
※ちなみに左上に表示されているTRENDINGとは「AWA内で人気のトラックを聴いていただける機能です。全てのトラックのランキング、ジャンル毎のランキング、プレイリストのランキングを1日1回更新して表示しております。(公式から引用)」とのこと。
※またこの画面をTRENDING→DISCOVERY→GENRE→MOOD→RADIOの順に切り替わっていきます。それぞれの簡単な説明は以下のとおり
TRENDING AWA上で人気の曲を表示します DISCOVERY 自分の聞いた曲やFavorite(お気に入り)に追加した曲などの情報を元に自動的におすすめの曲リストを作ってくれます。最初は表示されず曲をたくさん聞いていくうちに表示されるようになります。 GENRE ジャンル別の検索ができます。 MOOD 今のムード(気分)に合った曲をチョイスしてくれます。 RADIO 曲、アーティスト、ジャンル、年代を選択すると関連する曲をずっと流してくれます。DISCOVERYと違う点は自分で好きな関連する曲をある程度制御できるところでしょうか - 再生が始まります。
曲を検索するには?
タップした場所アーティストの名前だった場合、アーティストの曲一覧が表示されるので聞きたい曲をタップしましょう。よく聞く場合はお気に入りに追加しておくと便利です。
好きなアーティスト・曲の検索方法は以上です。
AWAのここが便利
その1 歌詞の表示ができる
曲を聞きながら一緒に歌おうとしても、メロディはわかるけど歌詞がうろ覚えで歌えない…という経験多々あるのではないかと思います。AWAは再生中の曲のジャケット写真をタップすると歌詞表示機能があります。しかも今流れている部分の歌詞をハイライトしてくれるのでとても便利。カラオケの練習にも使えます。
その2 他の人のプレイリストを参考にできる
Searchで検索できるのは、アーティスト名やアルバム名、曲名だけではありません。AWAは利用者が作成したプレイリストも検索できます。
その3 SNSへシェア
いい曲があったらSNSでひろめたいと思ったらすぐにシェアができます。
- 右上の【メニューボタン】をタップします。曲は再生されているけどこんな画面じゃないという方は画面左下に表示される縮小版のジャケット写真をタップしてください。
- 【この曲をシェア】をタップします。
- 現時点で対応しているSNSはTwitterとFacebookのみ。それ以外の場合はタイトルをリンクをコピーして貼り付ける必要があります。
その4 オフライン再生対応!
2015年8月24日にAndroid版のアプリ更新があり、ローカル(端末)に保存ができるようになりました。ローカルに保存をすればインターネットに繋がっていない環境でも聴くことができるようになります。事前に自宅などのインターネットで曲をダウンロードしておいて聞くことでパケット代の節約ができますね。
曲のダウンロード
- 曲の一覧画面または再生画面を開きます。
- 曲名の右端にあるオプションボタンをタップします。
- 【オフラインで再生を可能にする】をクリックします。
ダウンロードした曲の再生
ダウンロードした曲はライブラリに保存されていますので、戻るボタンでホーム画面に戻りましょう。
- 左上のメニューボタンをクリックします。
- 【Library】をタップします。
- ライブラリが表示されるので聞きたい曲を選択していくことで再生できます。
【重要】気になる通信量は?
ストリーミングサービスというサービスの関係上、どうしても避けられない問題として音楽データを取り込むときの通信量。実際にどれくらいになるのか測ってみました。個人的理由によりチョイスはすべて全て森山直太朗の楽曲です。
曲名 | 時間 | 容量(概算) | |
1曲 | 累計 | ||
1.夏の終わり | 5分46秒 | 16MB | 16MB |
2.生きてることが辛いなら | 4分33秒 | 15MB | 31MB |
3.愛し君へ | 4分43秒 | 13MB | 44MB |
4.太陽~邂逅編 | 6分16秒 | 17MB | 61MB |
5.花 | 4分43秒 | 15MB | 76MB |
6.若者たち | 2分56秒 | 10MB | 86MB |
合計 | 28分57秒 | 86MB | – |
曲の長さにもよりますが、音質Normal(標準)設定では1曲あたり大体15MB前後の模様。シナプスモバイルの3GBプランの場合だと200曲ほどで3GBの上限を使いきってしまい月間の通信制限にかかります。それ以前に15曲ぐらいで3日間の通信300MB制限がかかってしまいますが…。もし外出先での利用が多い方は、音質を下げるか通信量制限のない上限3Mbpsプランの利用をおすすめします(ダイレクトマーケティング)。
家で光やADSLなどを利用中の方は無線LAN(Wi-Fi)を使うことで、通信の制限はありませんのでぜひ検討してくださいね。
その他の設定
基本的に使い方(曲を聞くだけ)は上記の通りですが、その他の設定や会員登録は以下の流れで行えます。
「音質・再生」をタップすると音質の設定ができます。上記の通り、Normalでも1曲あたり15MB前後の通信が必要になるので、モバイルネットワーク(3G/LTE)の環境で聞くことが多い人は多少音質を犠牲にしてでもLowにしたほうがいいこともあります。ケースバイケース。
「アカウント」の項目では各種登録作業やプランの変更などが行えます。有料・無料問わず会員登録をしておくと他の端末やパソコンでもプレイリストやお気に入りを共有できるようになります。メールアドレスを使って新しくアカウント作る以外にも、TwitteまたはFacebookのソーシャルアカウントでの登録も可能なので必要に応じて登録をしてくださいね。
ひと通りさわってみた感想
私がよく聞くメジャーデビューしているアーティストは割と最近の曲も配信されていました。しかしメジャーだけれどもまだ1曲も配信されていないアーティストもありまだ配信の楽曲のブレは多少なりともあります。アニメやゲームのサントラは参加企業の関係か少ないかな?と思いました、気長に待つしかありませんね。
2015年8月24日のアップデートで曲を端末に保存できるようになったことで、マイナスポイントであった「インターネットに繋がっていないと聞けない」というポイントもなくなったのでかなり使いやすくなっている感じです。
最近は新しい曲に触れることも少なくなり、CDの購入やレンタルも面倒で聴くのは昔の曲ばかりという方も多いかもしれませんが、こういった音楽配信サービスを通じて好きな曲やアーティストを発掘できるかもしれませんね。