シナプス・マガジン

エラーメールを読み解こう

エラーメールを読み解こう

メールを送信した後に、受信の処理を行うと英語のメールが返ってくる事があります。英語のメールなので怪しいと決めつけてしまいがちですが、以下の例に当てはまるメールが返ってきた時は、送ったメールが何らかの理由で相手に届かなかったことを表しています。

  • 差出人(シナプスの場合)
    MAILER-DAEMON@mx*.synapse.ne.jpである。(*の部分には数字が入る)
  • 件名(下記のようにいくつかある)
    Delivery Status
    Mail Delivery Subsystem
    failure delivery

エラーメッセージの文はプロバイダやメールサービスによって異なることがあるため今回例に上げるエラーメールは一例だと思ってください。

主なエラーメール

メール本文に「User unknown(User not found)」が含まれる場合

— The following addresses had delivery problems —
<example@po.synapse.ne.jp> (5.1.1 <example@po.synapse.ne.jp>… User unknown)

エラーメールの中でも一位二位を争うのがこのエラーメッセージ。「User unknown(User not found)」はユーザが見つかりませんでしたの意味です。
このエラーメールが返ってくるときはだいたい@の左側の部分に間違っていることが多いです。
送信側がメールアドレスの入力を間違ったまま送信した時はもちろん、相手メールアドレスが変更・削除により存在しなくなったアドレスに送った時もこのエラーが返ってきます。

001 イメージとしては相手の名前が間違っている感じ。

メール本文に「Host  not found」「No such domain」等が含まれる場合

— The following addresses had delivery problems —
<example@p0.synapse.ne.jp> (Unable to deliver message. No such domain.)

「No such domain」「Host not found」はどちらも直訳するとドメイン(ホスト)が見つかりませんの意味になり、相手のメールサーバーが見つからなかった時に返ってくるエラーメッセージです。ドメインとはメールアドレスの@より右側の事をさし、そこを間違ってい入力した時にこのエラーメールが良く返ってきます。上記の例だとpo(ピー・オー)と入力しないといけないところをp0(ピー・ゼロ)と入力してしまったためエラーになりました。

002 こちらは住所が間違っている感じです。

メール本文中に「Can’t create output」「Quota exceeded while writing」が含まれる場合

それぞれ直訳すると以下のようになります。

  • Can’t create output(出力することができませんでした。)
  • Quota exceeded while writing(書き込み中にクォータを超えました)

正直何のこっちゃって感じですが、上記のエラーメッセージはどちらも相手のメールサーバ(メールボックス)の容量がいっぱいでメールを受け取れない時にこのエラーメッセージが返ってきます。
この状態の時は相手側が不要なメールを削除するなどをしない限り、送信者側ではどうしようもありません。電話やSNSなどメール以外の方法で連絡を取る必要があります。

ちなみにここで言うクオータは1/4という意味ではなく、ユーザが使えるディスク容量(今回の例ではメールボックス)の上限という意味になります。

003 郵便屋さんは届けてくれますがメールシステムはそうはいかないのです。

メール本文中に「Message size exceeds fixed maximum message size」が含まれる場合

— The following addresses had delivery problems —
<example@po*.synapse.ne.jp>… Message size exceeds fixed maximum message size (1000000)

エラーメッセージ部分を直訳すると「メッセージのサイズは、固定された最大メッセージサイズを超えています」となります。送信しようとしたメールの容量が大きすぎて相手のメールサーバーから受け取り拒否をされた時に返ってくるエラーメッセージです。デジカメで撮った写真をそのまま何枚も添付して送った場合によくあるエラーですね。写真を縮小するなどの方法で容量を小さくしてから送りましょう。

004

メール本文中に「Your message was not delivered within ●days.」が含まれる場合

●の部分にはサーバーで設定された数字が入ります。このエラーメッセージは「指定した日数かかっても相手に届けられなかったので一旦メールを返しますね。」という意味です。ネットワークの障害などの理由で相手にお届けできなかった事を表します。このエラーメールが返ってきたときは再度メールの送信処理を行ってみてください。

005 郵便屋さんはちゃんと届けてくれますがメールシステムはそうはいかないのです(二度目)。

よくあるエラーメールは上記のとおりです。何かの参考にしてくださいね。なお、エラーメッセージっぽいけど意味がよくわからないという方は、Google翻訳などの翻訳サイトでエラーメッセージ部分の翻訳をするとあっさりわかったりしますよ!

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