シナプス・マガジン

拡張現実『Ingress(イングレス)』

拡張現実『Ingress(イングレス)』

もうご存知の方も多いかもしれませんが、大隅でハックオオスミというIngressの大規模なイベントが行われています。
景品も出るようでかなり力の入ったイベントですね。

大隅の旅 | ハックオオスミ
http://www.osumi-tabi.com/

しかしこのIngress、名前は聞いたことあるものの、一体何だろう?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんので、この記事で解説を行っていきます。

拡張現実『Ingress(イングレス)』とは

Ingressはスマートフォンを使ったGoogle提供のゲームサービスです。(2015/8/17追記:開発のナイアンティックラボはGoogleから独立するようです)
https://www.ingress.com/

どんなゲームかというと、スマホのGPS機能を利用した陣取りゲームです。

プレイヤー(エージェント)はまず自分がに属するかに属するか決めます。
フィールドの各所には「ポータル」と呼ばれる要所がいくつもあり、プレイヤーはこのポータルをアイテムを使って自陣のものにしていきます。
自陣のポータル同士はつなげることができ、うまく三角形につなぐとその囲まれたエリアが自陣の色に塗りつぶされます。
この塗りつぶされたエリアの広さを競います。

実際にはもっとSFでカッコイイストーリーがついているのですが、わかりやすく解説するとこんな感じです。

どのへんがオモシロイ?

これだけ聞くとよくあるゲームっぽいですが、Ingressは他とどう違うのか?
Ingressは拡張現実と呼ばれるだけあって、現実とゲームが密接に関連しています。

フィールド=現実世界
ポータル=実際にある建物や史跡
他エージェント=Ingressを遊んでいる他の人

Ingressの舞台は全世界!
つまり座っているだけで世界中を飛び回ることができる従来のゲームとは違い、自分でホントに歩いてポータルまでいかないといけません。
それはコンビニだったり、駅だったり、史跡だったり、オブジェだったり…

003 これが通常のGoogleマップですが、Ingressを通すとこうなります↓
001 とってもサイバーなマップに。
光が集まっているところがポータルです。
ポータルがどっちの陣営のものかは色でわかりますね。

Ingressのキャッチコピーは”The world around you is not what it seems.(あなたの周りの世界は、見たままのものとは限らない)”。
通勤・通学中何気なく通過しているだけの場所も、Ingress上はとっても重要な場所だったりするかもしれません。
信号待ちでスマホをいじっているおねーちゃんが実は敵の凄腕エージェントかもしれません。
そう考えると、自分がSF映画の登場人物になったみたいでなんだかワクワクしませんか?

基本的な遊び方

GPS機能つきのスマホを準備し、アプリをダウンロードします。

Andoroid版

iOS版

起動し、Googleアカウント(必須)でログインし、自分が青と緑、どちらの立場に立つかを決めてゲームスタートです。

ポータルを探そう

004 歩き回ってポータルを探します。
007マップは拡大・縮小できます。
中心の三角が自分で、自分を中心とした黄色い円の中のポータルに干渉できます。

ポータルをハックしてアイテムゲット

006 ポータルをタップすると、詳しい情報が表示されます。
右上の「ハック」からポータルをハックすると経験値がもらえたり、アイテムをゲットできたりします。
敵のポータルだった場合、ダメージを食らうこともあります。

敵のポータルを攻撃してレゾネーターを破壊

ポータルには「レゾネーター」と呼ばれるアイテムが設置されています。
レゾネーターはポータルの色を決めるアイテムのようなものです。
これを破壊しきるとポータルの色が白くなり、「中立」の状態になります。
レゾネーターの破壊には、ポータルをハックして手に入るバースターなどのアイテムを使います。
007この画像でいうと、ポータルから線が伸びている先にある小さいやつがレゾネーターです。
現実世界では見えませんので、この画面を頼りに近づいて至近距離でバースターをぶっ放すと効果大。
でも、レベルが低いうちは一苦労です…

 ポータルを自陣色に染めよう

敵レゾネーターを破壊しきってポータルが中立になったら、今度は自分のレゾネーターを設置しましょう。
ちなみにレゾネーターもポータルをハックすることで手に入ります。最大8個まで設置できます。
また、中立ではなくすでに自陣の色になったポータルも、レゾネーターの空きがあれば追加で設置することができます。
経験値ももらえ、ポータルの防御力も上がりますのでガンガン設置していきましょう。

ポータル同士をつなごう

自陣色のポータル同士はリンクしてつなぐことができます(要アイテム)。
これをうまいこと3箇所でリンクして三角形を形成します。Ingressはこの三角形の面積を競うゲームなので、なるべく大きな三角形を作れるようがんばりましょう。

これがIngressの大筋ですが、もちろん楽しみ方は人それぞれです。
破壊に楽しみを見出すもよし、マイナーなポータルを探し出すもよし、三角形で巨大図を描くもよし、ウォーキングルートを作成するもよし。
中にはポータル巡りを旨とした地方ミッションも用意されています。
自分なりの楽しみを見つけて楽しく遊びましょう。

交流も盛ん

デフォルトで、同じ陣営の人同士が交流する掲示板のようなものがあります。
先輩エージェントにアドバイスを求めたり、進撃の仲間を募ったり、時には普通に雑談したり。
半径を絞ることもできますので、近隣の人とローカルな会話をすることも。

またG+などSNSのコミュニティで盛んに情報交換や交流が行われていますのでのぞいてみるのもいいと思います。

ハックオオスミのような大規模イベントだけでなく有志による勉強会なども行われているようなので、そういったところに参加するのも楽しいですよ。

我々シナプスでも社内に何人かIngressを楽しんでいるスタッフがおりますので、この夏中にハックオオスミに参加したいと思っています。どこかでお会いしたらよろしくお願いしますね。

URL :
TRACKBACK URL :

Facebookでコメント

Return Top