最近発売されたAndroidスマホにはAndroid 5.1を搭載したスマホも増えてきましたが、Android 5.1端末を初期化して再設定する時に以下のような画面が表示されることがあります。

これは「Device Protection（端末保護）」と呼ばれる機能で、Android 5.0 以降がプリインストールされていて、現在 Android 5.1 以降を搭載した（初期のOSバージョンが5.0以降で、アップグレードなどで5.1に上がった）端末に新しく追加された機能です。

これは端末を初期化する際、Googleアカウント（Gmailアドレス）を設定したまま初期化の処理を行うと再設定時にも初期化前に設定していたGoogleアカウントとパスワードを入力しないと初期設定に進めないというもの。
紛失などにより、悪意ある人に端末が初期化・悪用されるのを防ぐための機能です。

今まで使っていたGoogleアカウント（Gmailアドレス）を入力し進めば良いのですが、パスワードを忘れた場合は再発行が必要です。パスワード再発行の時は携帯電話のショートメールを使って認証をする場合もあるので、必要に応じて携帯電話の番号を登録しておくといいでしょう。（アカウントに電話番号を登録する｜Google アカウント ヘルプ）

さてこの機能、自分自身で端末を使い続ける時は問題ありませんが、オークションやリサイクルショップなどに売り、自分の手元から離れる時は気をつけないと新しい持ち主は初期設定ができません。（Androidデバイスマネージャーを使って遠隔で解除出来たら良かったのですが残念ながらできませんでした。）

そのため、Android 5.1以降のOSの入った端末を他の人に渡すときは、端末からGoogleアカウントを削除後に、初期化を行う必要があります。

Android 5.1端末からGoogleアカウントを削除する手順

1. 設定画面を開きます。
2. 【アカウント】をタップします。
3. 【Google】をタップします。
4. 削除したいGoogleアカウントをタップします。
5. 右上のメニューボタンをタップします。
6. 【アカウントの削除】をタップします。

上記手順後に初期化を行って初めて他の人に渡せる端末になります。この機能は今のところAndroid 5.1搭載の端末だけ（6.0に関しては見つけられなかった）のようですが、該当端末を持っている方で他の人に譲渡や売る予定がある方は気をつけましょうね。

なお端末にパスワードをかけていなかった状態で悪意も知識のある人に拾われてしまうと、Googleアカウントを削除したうえで初期化されてしまう可能性もあるので、暗証番号程度でも簡単なパスワードをかけておくことをおすすめしますよ。