
2017年1月12日をもってMicrosoftから提供されているWindows live Essentials(ウィンドウズライブエッセンシャルズ)のサポートが終了となりました。
Microsoft、「Windows Essentials 2012」のサポートを2017年1月10日に終了|
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1018353.html
Windows live Essentialsとは?
マイクロソフトが提供しているWindows用の無料ソフト集のことを指します。主要なソフトウェアは以下の通り
- Windows フォト ギャラリー
- Windows ムービー メーカー
- Windows Live Messenger
- Windows Live メール
- Windows Live Writer
- Microsoft OneDrive(後にOS側に統合されました)
太字色付きのソフトウェアは利用している方も多いのでではないでしょうか。
サポートが終了するとどうなるの?
起こりえることはいくつかありますが、主な内容は以下ではないでしょうか。
- 上記のソフトがダウンロードできなくなる。
サポート終了と同時に、新規でソフトをダウンロードも終了となったため、新規でのインストールができなくなります。 - インストール済みのソフトウェアの更新が行われなくなる。
インストール済みのソフトウェアはそのまま利用することは可能ですが、新規機能の追加やセキュリティアップデートの提供がされなくなるため、時間が経てば経つほどセキュリティのリスクが高くなってきます。
現在パソコンにインストール済みのソフトに関してはそのまま利用可能ですが、今後パソコンの買い替えや初期化などでソフトのインストールが必要になったとき、新しくダウンロードが出来ないため、かわりのソフトを探さなければなりません。
全部の代替ソフトをご紹介したいのは山々ですが、今回は特にインターネットに関係が強いメールソフトに限定して何点かご紹介します。
代替のメールソフト案
メールアプリ(Windows 10/8.1/8標準アプリ)
Windows 8から標準で搭載されてきたアプリ。スマートフォンやタブレットでも利用できるようにメニューなどは極力少なく、シンプルな構成となっています。
スマートフォンのメール操作に慣れている方はいいかもしれませんが、複数のメールアドレスの設定を作り、送受信は可能ですが画面の切り替えが少し面倒かなという印象。
Outlook
Microsoft Office製品群の一つとして搭載されているメールソフトのため、Microsoft Officeが入っているパソコンには間違いなくこれが入っています。
画面構成やカレンダー機能など、近年のWindows liveメールにも同様の機能が搭載されていたので、それを使っていた方には馴染みやすいかも。
Thunderbird(サンダーバード)
クロスプラットフォームとなっており、Windows、Mac、Ubuntuと主要なOSに対応しているのが特徴。
画面の初期構成は、Outlook Express/Windows メールと似たインターフェースになっているため、それらの操作には慣れている方はとっつきやすいかしれません。
割と早い段階で受信メールの内容をチェックして迷惑メールと判断されたメールを自動的に除外してくれる学習機能をかなり早い段階から搭載していたのでなかなかの精度。無料で利用できますが、寄付も可能なカンパウェアとなっています。気に入ったら寄付をしてみても良いかもしれません。
Becky!
1996年以来ずっと開発が続いている老舗のソフトウェア。インターフェースは標準ではThunderbirdと同様。(設定で変更可能。)
すいません、実は使ったことないので詳細は言えませんが、高機能なメールソフトとなっています。1ライセンス4320円(税込)ですが、30日間お試しができるので、実際に使ってみて、良いと思ったら購入してみてはいかがでしょう。
【番外編】メールソフトに頼らずWebメールですませる
シナプスWebメールやGmail、Yahooメールのように、メールの送受信を上記のようなメールソフトではなく、ブラウザ(ホームページ閲覧ソフト)上で行う方法もあります。これならインターネットにつながっているパソコンがあればどこでも利用できるため、メールソフトを準備する必要はありません。
どのソフトを選んでも必要最低限のメール操作はできるので、どれを選ぶかは皆さんの判断におまかせすることになりますが、個人的にはマルチプラットフォームで無料のThunderbirdが一歩抜きん出てるかなぁと言う感想です。