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最近のSMSを使った詐欺(スミッシング)

最近のSMSを使った詐欺(スミッシング)

最近はメールだけでなく、SMS(ショートメッセージ)を使った詐欺が横行しています。
見慣れない番号・企業を名乗るSMS、うっかり開いたりしないようにしましょう。
SMSを使用した詐欺は「スミッシング(SMS + フィッシング)」と呼ばれ、今年になって急増しています。

手口

ある日突然、いきなりSMSが送られてきます。
文中にメッセージとURLが書かれており、詐欺サイトに誘導します。
リンク先の詐欺サイトで個人情報やIDパスを入力させ、乗っ取りを図るという手口が多いです。
怪しすぎてそんなのクリックしないだろう、と思いますが、多くは「宅配業者」「クレカ会社」「銀行」の企業名を装い文章もそれっぽくなっているので、タイミング次第ではクリックしてしまうことがあるかもしれません。

SMSの文面

(例)三井住友銀行
【SMBC】お客様の三井住友銀行口座に対して、第三者からの不正アクセスを検知しました。ご確認ください。http://●●.jp

…銀行になりすましたSMSです。三井住友銀行に口座を持っている人は、一瞬どきっとしてクリックしてしまうかもしれませんね。
三井住友銀行:フィッシング詐欺
https://www.smbc.co.jp/security/phishing/

(例)クロネコヤマト
お客様宛に荷物のお届けに上がりましたが、不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください。http://●●.jp

…これは宅配業者を装ったSMSです。これは実際に荷物が届く予定のある人、そうでなくてもお中元などのシーズンなどにはクリックしてしまう恐れがありますね。
クロネコヤマトにはクロネコメンバーズというWebで様々な手続きが行えるページがあるので、それが念頭にある方も…
ヤマト運輸:ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール」および「なりすましサイト」にご注意ください
https://www.yamato-hd.co.jp/important/info_181212.html

(例)佐川急便

佐川急便も不在配達を装って…という感じですね。
佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください
https://www2.sagawa-exp.co.jp/whatsnew/detail/721/

クリックするとどうなる

多くの場合は偽の警告後、詐欺サイトに飛ばされ、iPhoneの方は携帯電話番号・Apple ID・パスワードの入力を促すパターンが多いです。
Androidの方の場合も、なんらかの個人情報を取得しようとするものに加え、怪しいアプリのインストールを促されたりします。
文中のURLをクリックしただけでは、まだ何も起きませんのでご安心を。

個人情報を入力してしまったら

おそらくこういうことが起きます。

AppleIDが乗っ取られアプリに28万課金された話
https://magazine.synapse.jp/commentary/post-9650

AppleIDを入力してしまった場合は速やかにパスワード変更、あるいはAppleのサポートに連絡、場合によってはクレカ会社とのやり取りをする必要が出てくると思います。
怪しいアプリをインストールしてしまったAndroidの方は、遠隔操作などされる可能性がありますので速やかにWi-Fiやデータ通信を切り、アプリの削除、できればスマホのリセットなどを行ってくださいね。

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