
スマホを使ってる人だったらすでに馴染み深いかもしれない?オンラインストレージ。
シナプスご利用者さんの中にもスマホ利用者が増えてきたようなので、今回はオンラインストレージ【Onedrive】について解説します。
オンラインストレージとは?
Storage(ストレージ)=貯蔵・保管。オンラインストレージとはインターネット上にデータを保存・保管できるサービスです。
写真や音楽・動画や文書ファイルをUSBメモリやSDカード、外付HDDに保存・バックアップすることがあると思いますが、それのインターネット版に保存できる版です。
余談ですがPC本体やスマホ本体の保存領域を「内部ストレージ」、USBメモリや外付HDDなどを「外部ストレージ」と呼んだりもしますね。
オンラインストレージは便利!
無料で大容量!
オンラインストレージサービスは、多くは登録こそ必要ですが、無料でちょっとしたUSBメモリやSDカードくらいの容量が確保できます。
- OneDrive…15GB(条件付き。詳しくは後述)
- Dropbox…2GB(条件を満たせば無料で容量の追加OK!)
- Yahoo!ボックス…5GB
ちなみに各サービス有料で容量を追加することもできます。
バックアップ先は多いに越したことはありませんし、また不測の事態でパソコンやスマホなどの端末が使えなくなった場合もオンラインストレージに預けておけば端末を新調したときにデータを取り戻せるので安心です。
データを共有!
オンラインストレージならデータの共有もできます。
スマホでアップロードしたファイルをパソコンで見たり編集することもできます。
ネットにつながったパソコン同士で共有することもカンタンなので、例えば自宅からオンラインストレージにアップロードしたファイルを職場のパソコンで見る・編集するなども可能です。
スマホだとファイルの整理がやりづらいという方も、パソコン側で操作できるので安心です。
自動でアップロード!
スマホで撮った写真をパソコンに移したい…
サポートセンターにも時々寄せられる質問です。
SDカードで移す、ケーブルで移すなどの方法もありますが、前述の通りオンラインストレージで共有すればいちいちカードをさしなおさなくても移せます。
設定次第では写真を撮ったそばから自動でアップロードすることもできますのでラクチン。
しかもLTEだと通信量がとんでもないことになるので、Wi-Fi環境下になった瞬間に自動でアップロードしてくれるという配慮まで。
使ってみよう『OneDrive』
OneDriveはMicrosoft提供のオンラインストレージサービスです。
Windows搭載タブレットやWindows 10だと最初からアイコンが入っているのでなんだこれ?と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
サインインしてみよう
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
OneDriveにアクセスします。
登録はスマホからも行えるんですが、私がパソコンでの操作の方が慣れているので…
左上の「サインイン」をクリックします。
サインインでMicrosoftアカウントのメアドを入力し、次へをクリック。
次にログイン画面に遷移しますのでパスワードも入力して「サインイン」。
無事サインインできました。OneDriveにアップロードされている画像やファイルにアクセスできます。
Microsoftアカウントをお持ちでない方は最初の画面で「新規登録」をクリックしましょう。
クリックするとこんな画面が出てきますので、左側の「Microsoftアカウントを作る」をクリックして、メールアドレスの登録を行ってください。
メールアドレスは普段使っているアドレスが使えます。
ブラウザから使ってみよう
画面上部の「アップロード」をクリックすると、PC内にあるファイルやフォルダを選択するダイアログが表示されます。
画像などはクリックで拡大。
画面上部の「ダウンロード」でPC内に保存することができます。
ファイルを複数選択して一気にダウンロードすることも可能です。その場合はzip形式でダウンロードされます。
PCアプリを入れてみよう
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/download/
ダウンロードページにアクセスし、自分のパソコンに合うバージョンのアプリをダウンロードします。
「実行」でインストール。
「使ってみる」
Microsoftアカウントのメアドとパスワードを入力して「サインイン」。
フォルダの場所を決めます。特段こだわりがなければ触らず「次へ」。
OneDrive上のファイルをパソコンにダウンロードするかどうかが選べます。
パソコンそのものの容量に注意。
画面下部の「OneDrive を使ってこの PC 上のファイルにアクセスする」にチェックが入っていると、OneDrive上のファイルだけでなくこのPCアプリを入れたパソコンのファイルに外部からアクセスできるようになります。
そのパソコンが「起動している」「インターネットにつながっている」「この機能をオンにしている」という条件はありますが、出先で自分のパソコンにアクセスできるのはなかなか便利。
ただもちろんセキュリティは下がりますし、Win 8.1だとこの機能自体が動かないので、あまり必要性を感じなければチェックをオフにしておくのがいいと思います。
そして「完了」。
OneDriveフォルダが出現しました。
あとは普通のPCのフォルダと同じように使えます。
ドラッグ&ドロップでファイルを追加したり、削除したり、このフォルダからファイルを移動させたり。
このフォルダに保存したファイルはインターネット上のOneDriveにもアップロードされますし、他の端末からOneDriveにアップロードされたファイルも自動でこのフォルダに入ります。
同期を切りたい、あるいは他のOneDriveアカウントに接続したい場合はココ。
この右隅の雲のアイコンを右クリックします。
「設定」をクリック。
「OneDrive」のリンク解除をクリックして、OKを押すと完了です。
スマホで使ってみよう
App StoreやGooglePlayで「OneDrive」と検索し、ダウンロードし、起動します。
「サインイン」をタップ。
Microsoftアカウントのメールアドレスを入力します。
サインイン画面に遷移するのでMicrosoftのメールアドレスとパスワードを入力して「サインイン」。
アクセスできました。
「ファイル」の左横にある三本線のアイコンをタップすると細かい設定ができます。
歯車の「設定」をタップ。
オプションの「カメラアップロード」をタップ。
カメラアップロードをオンにすると、スマホで撮影した写真がばしばしOneDrive上にアップロードされていきます。
通信量や充電が気になる方のために細かい設定も行えますよ。
ちなみにスマホアプリを入れて連携することで、さらに容量が+15GBで、合計30GB使えるようになります。
容量の削減が…
この記事は7月ぐらいに書いていたのですが、記事公開時期を見計らってるうちにMicrosoftが11月にOnedriveで使える容量の削減を発表しました。
Office 365 Solo・Office Premium製品ユーザー
容量無制限→1TB
無料ユーザー
15GB→5GB
この記事もお蔵入りかと思っていたのですが、非常にMicrosoftへの反発が多かったようで、無料ユーザーについては手続きをとることで現状の15GBがそのまま使えるようになるそうです(Office 365 Solo・Office Premium製品ユーザーは返金対応)。
スマホと連携している人のボーナス15GBもそのまま引き継がれるそうなので、ぜひお手続きを。
以下のリンク先の「Keep your free storage」ボタンを押すだけで手続き完了です。
2016年1月31日までなのでお早めに!
https://preview.onedrive.com/bonus/