
梅雨、なかなかお出かけしづらいな~という季節がやってまいります。
そんなときは、連休中に撮った写真などの整理や編集をしてみてはいかがでしょう。
今回のテーマは無料で高機能な画像編集ができるwebサービス『Fotor』。
主な機能の紹介と、「画像加工」については使い方を解説いたします。
『Fotor』って?
Fotor
http://www.fotor.com/jp/
オンライン上でカンタンに画像編集できたりコラージュが作れる無料サービスです。
ソフトをダウンロードしなくても、ネットにつながってさえいればすぐ使えるのが魅力的。
パソコン上の画像だけでなくdropboxの中の画像も編集できたり、TwitterやFacebookプロフィールのカバー写真を作れたり、編集した画像をそのままSNSに投稿できたりネット上のサービスとの連携が強いのも特徴です。
(デスクトップ版もありますが、日本語化されてないのでweb版がオススメ)
機能紹介
コラージュ
画像の合成です。
複数の画像を1枚にまとめたり、オシャレなアルバム風にしたり。
写真の並べ方は色々ありますが、すべての機能を開放するには無料登録が必要です。
これは登録なしで使える機能を使いました。
画像編集
リサイズ、拡大、回転の他にも色補正やフレアなどさまざまな効果がワンタッチでできます。
トーンカーブがいじれるのがなかなかすごい。
肌補正に特化したモードもあり、web上でメイクアップもできます。
HDR合成
露出が異なる同じ画像を2~3枚合成してなんかいい感じにする機能です。
RAWデータを取り扱う方ならなじみが深いかもしれません。
↓
こ、これは作例が微妙すぎましたがうまい人がやると印象に残る画像になりますよ!
カバー画像
FacebookやTwitterなど、SNSのカバー画像を作れます。
SNSのカバー画像、解像度がおかしくなって画像がボケてしまったり、変なところが拡大されてしまったり…そんな経験はありませんでしょうか?
fotorのカバー画像作成機能は、プレビューしながら編集&画像を適切なサイズにできるのでいい感じ。
Facebook
Twitter
グリーディングカード
カード風加工ができる機能です。
これはお誕生日カード風。
母の日風や感謝の気持ちをつづれるカードなど。
画像加工をしてみよう
アクセスしよう
Fotor
http://www.fotor.com/jp/
までアクセスし、「画像加工する」を選びます。
加工したい画像を選ぼう
加工したい画像を選びます。
この段階ではパソコンの中の画像を選ぶ必要があります。
DropboxやFacebookの画像を加工したい場合は後述。
メニュー画面解説
① 基本調整(各種基本的な編集)
② 効果(トイカメラ風・レトロ風など画像全体の雰囲気を変える。一部要ログイン)
③ ビューティー(シミ・シワ取りやメイク加工ができる。一部要ログイン)
④ フレーム(画像に枠をつける。一部要ログイン)
⑤ クリップアート(画像内にさまざまなスタンプを押せる。一部要ログイン)
⑥ テキスト(画像内に文字を挿入する)
この記事では①基本調整と⑥テキストの基本的な操作について解説します。
でも他の機能も触ってみてね。
基本調整をしてみよう
切り取り
いわゆるトリミングです。大きな画像の、必要な部分だけを切り出します。
切り取りを選ぶと画像の8箇所に白い□が出てきますので、いずれかの□をクリック&ドラッグして切り出したい部分の範囲選択をします。
「変更する」をクリックすると切り出しが完了します。
チューリップの部分だけを切り取りました。
ちなみに「カスタム」のところをクリックするとハガキ比率や正方形など決まった形に切り出すことができます。
回転
① 反時計回りに90度回転します。
② 時計回りに90度回転します。
③ 左右反転します。
④ 上下反転します。
「補正」はバーを動かすことで任意の角度で回転できます。
回転と同時に拡大も行われ、画像内に白い部分はでない仕様です。
基本的な調整
基本的な調整ができます。
① 明るさ。画像全体の明るさを変えます。
② コントラスト。コントラストの調整です。数値が大きいほどコントラストが強くなります。
③ 彩度。彩度の調整です。彩度を限界まで下げるとモノクロ画像になります。
④ シャープネス。数値を上げるとくっきりし、下げるとぼかした感じの画像になります。
カラーレベル
① 露出
② ハイライト
③ シャドウ
このあたりも明るさの調整に関わってきます。
詳しくは触って体感してみてね。
色調整
① 色温度。数値が高いと暖色系に、数値が低いと寒色系の画像になります。
②トーン。数値が高いと緑っぽく、数値が低いと赤っぽくなります。
上:色温度最高値(温かみがでる)、下:色温度最低値(冷え冷えとしている)
色調補正
画像編集ソフトではトーンカーブと呼ばれることもある機能です。
曲線をいじってさまざまな調整を加えることができます。
リサイズ
大きな画像をブログやオークションサイズに縮小することができます。
リサイズするだけなら他のソフトを使ったほうがいいので、ここでは割愛。
テキスト
フォントを選んで「テキスト挿入」をクリックします。
ちなみに「ローカル」はパソコンにインストールしてあるフォントを、「オンライン」はこのFotorに入っているフォントを参照します。
宝石マークがついているのはアカウント登録(無料)が必要です。
「テキスト挿入」を押すとテキストボックスと細かいメニューが出てくるので、フォントのサイズや色、角度や濃度が変更できます。
ちなみに、ブラウザによっては日本語入力ができないこともあるので、その場合はあらかじめメモ帳やWordに挿入したい文章を用意しておき、コピー&ペーストで貼り付けましょう。
編集に失敗したら
編集に失敗した場合は、「やり直す」で前の状態に戻すことができます。
「やり直す」はここです。一つ前の状態に戻れます。
一気に最初の画像に戻したい場合は「オリジナル」ボタンを押します。
「オリジナル」のボタンはここです。
画像が一番最初の状態に戻ります。
保存しよう
補正や加工が終わったら保存しましょう。
保存はこのフロッピーのマークです。
① 画像の名前と形式を決めます。JPGかPNGです。
② 保存のクオリティを決めます。
③ パソコンに保存する場合はここをクリックで保存です。
④ Dropboxに保存する場合はここをクリックでログイン画面に移行します。
⑤ 印刷をする場合はここです。
⑥ 保存を取り消したい場合は「取り消し」です。
共有してみよう
加工した画像を直接SNSに投稿することができます。
保存の隣のアイコンです。
クリックするとこのような画面が出てきます。
共有したいSNSアカウントを左の中から選んで、メッセージを書いて「確認」から共有しましょう。
DropboxやFacebookの画像を加工に使いたいときは…
最初の画面ではまだ選べないので、まずは一旦パソコン内の画像をてきとうに1枚選んで画像編集を始めましょう。
そして改めて「開く」のすぐ右にある▼マークをクリックします。
そうするとこういうメニューがでてきますので、画像を保存してあるものをクリックしてください。
その後はそれぞれのサービスのログイン画面がでてきますので、アカウントやパスワードを入力すると、画像が選べるようになります。
ちなみに「コンピュータ」を選ぶとパソコンから、「ウェブカメラ」を選ぶとカメラが起動します。
スマートフォンでも
この『Fotor』はスマートフォンでもアプリとして配信されています。
撮ってすぐ加工できる・コラージュできるのがいいですね。